1. HOME
  2. Featured
  3. 450本以上のMVを生む奇才”映像ディレクター「加藤マニ」”
Featured

450本以上のMVを生む奇才”映像ディレクター「加藤マニ」”

Featured

はじめに…

若手バンド・アーティストを紹介していく中で、YouTubeを視聴することがあります。バンドやアーティストを見るためにYouTubeを再生していますが、動画の曲や映像からバンド・アーティストの印象をイメージをします。

そこで気付きました。

アーティストの魅力を引き出す、影の仕事人”動画制作のプロフェッショナル”がいるのではないかと!

動画の種類は多々あるので割愛して説明しますと、「ライブ映像」は言葉のまま、編集があまりされず”ライブの臨場感”そのままなもの。

よく疑問に思うPVとMVの違いとしては、「PV(プロモーションビデオ)」は”楽曲の宣伝・販売促進用の映像”。「MV(ミュージックビデオ)」は”楽曲に合わせた映像”。 

そこで今回は以前ROCKZOMBIEのサイト内に特集がありました「FEEDWIT」さんのMV(ミュージックビデオ)を手掛けた、映像ディレクター『加藤マニ』さんについてご説明させて頂きます!

加藤マニとは?

加藤マニの経歴

1985年、8月14日生。東京都青梅市出身。

1995年、自由研究の題材としてコマ撮りアニメーションを選び、ハムスターのイラストを書いた紙を切り抜き、VHS-Cカセットのビデオレコーダーで1コマずつ撮影したことから映像制作に興味を持つ。

2003年秋、高校3年生で友人達と自主映画を制作する。

この頃から将来の職業に映像制作を意識し、日本大学芸術学部 映画学科を受験するも、面接であえなく不合格になる。

2004年、同じ高校の先輩でロックバンド”SISTER JET”のメンバーに誘われる。また、ウェブサイトの管理、ライブコンサートの撮影、及び金銭の貸与等を行う。

2005年、早稲田大学川口芸術学校に入学。

“headphone seminar”というバンドの「neon」という曲のビデオを制作。これが自身の最初に制作したミュージックビデオとなる。

2006年、制作した短編映画”kinkiri”によって、数校の学生映画祭に招待、NHK-BSで放映されるなど、総代として卒業式に参加。

2008年、卒業と同時に某大手編集プロダクションに入社するも、やりたかったディレクションとは違う会社と気付き即退社。

2009年、ウェブサイト制作会社に勤務しつつ、ビデオ制作を行っていたところ過労によって救急搬送され、その年末に退社。

2012年、フリーランスに転向。

2014年、冨田ラボ「この世は不思議 feat. 原 由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆう」にて、『SPACE SHOWER TV MUSIC VIDEO AWARD 2014 BEST VIDEO』受賞

2015年、キュウソネコカミ「ビビった」にて、『SPACE SHOWER TV MUSIC VIDEO AWARD 2015 BEST VIDEO』受賞

2016年、マニフィルムス株式会社設立。東京・代田橋を本拠に、映像監督 奥藤祥弘、大眉俊二、CGデザイナー 石原大毅らと共にWAHを結成。

以降、ミュージックビデオ等の映像制作、広告デザインやウェブデザイン、DJや公演、レビューやエッセイ執筆等様々な仕事をこなす。また自身もバンド活動をしており、「PILLS EMPIRE」というバンドでキーボードを担当。

加藤マニが手掛けたMVのYouTube再生回数ランキングTOP5

第1位 フレンズ 「夜にダンス」 754万回再生

第2位 キュウソネコカミ 「ビビった」 669万回再生

第3位 キュウソネコカミ 「ファントムバイブレーション」 665万回再生

第4位 ポルカドットスティングレイ 「人魚」 577万回再生

第5位 キュウソネコカミ 「MEGA SHAKE IT!」 402万回再生

加藤マニの魅力とは

加藤さんの手掛けたMVは2020年最新のも合わせて合計468本!(公式サイトより)

今尚増え続けていますが、2007年から制作を始めて13年間でこの数のMVを制作しており、さらに1年で制作するMVの数は2015年から毎年50本以上、多い年で2017年の87本

本人いわく、1日に多い日で2本のMVを撮るのだとか。数だけ見ても加藤さんの凄さが垣間見えますよね。さらにそのMVは企画から演出・撮影・編集までほとんど1人で手掛けることもあるとか。

アーティストもメジャーからインディーズまで幅広くジャンルも様々。ソロアーティストでは、高橋優・ファンキー加藤・hitomi・superfly…バンドでは、ゲスの極み乙女。・クリープハイプ・WHITE ASH・ステレオガール…アイドルでは、ゆるめるモ!・欅坂46・NMB48…インディーズでは、ニガミ17才・teto ・FEEDWIT浪漫革命

また、MVだけでなくアーティストのライブ撮影・編集やUNIQLO・VisaなどのCMにも携わっている

なぜそこまで様々なアーティストが、加藤マニさんに仕事を任せるのか

加藤さんはMVなど「ギャラ、予算はいくらか?」と言う依頼主に、「いくらがいいですか?」と逆に質問をし、さらに「やりたくないこと」を聞くのだそうだ。

その中には彼の”本人たちが気持ち良く出演できるようにしたい”という思いから撮影現場では”楽し気な空気感”にこだわる。

また、観た人が嫌な気持ちにならないよう様々な人の立場や演出などに気を配るなど、アーティストやエキストラ、撮影スタッフ、視聴者と1本のMVに関わる全ての人への配慮がわかる。

そこまで配慮し、こだわるのには理由がある。「怒られたくない」から。元々”上司が部下に厳しく指導する”ような体育会系なものが苦手と語る。とにかく「怒られたくない」から「怒られないように」気を遣っているとか。そのためか、自らもあまり「怒らない」そう。

加藤さんについて知っていく中で、「怒られたくない」なんて”現代人っぽい”な親近感が湧きました。(年上の方に失礼も承知ですが…)

「やりたかったことと違う会社に入社してから気付く」、「カメラのF値(絞り値)は曖昧だけどドラムのハイハットは組み立てられる」、「カメラは1つしか持ってない」などのエピソード、逸話の数々

「なんて人なんだ」と驚きと面白さで彼の魅力に引き込まれました。

映像界に関しては音楽以上に知識はないですが、加藤さんの制作したMVを見ていくと彼の性格が現れているような、”人間味があり温か”なもの、”全編逆再生””MV内のストーリーに驚かされる”もの…楽曲に沿った、ライトや小道具などの演出、どれも素敵な作品でした。

「予算は少ないけどいいMVが作りたい」というインディーズから、「いい曲をよりよく聞かせたい」というメジャーまでそれぞれの要望を聞き入れ、加藤さんのアイディアや技術を駆使し、映像を制作してくれる…それこそ彼の人気な理由なのかなと思いました。