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Roland社製のDrum Triggerを装着したドラムセットに座るドラマー

【King Gnuも使ってる】噂の”ドラムトリガー”を徹底解説!

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ドラムトリガーとは

ドラムトリガーというのは先日解説した、電子ドラムの”振動を感知するセンサー”がアコースティックドラムに取り付けできるように設計されている、アコースティックドラム用のセンサーです。

販売メーカーはRolandやYAMAHA、ddrumが有名で、スネア用、タム用、バスドラム用などの種類があります。価格は大体10,000円~15,000円前後です。

ドラムトリガーは単体では機能せず、トリガーの他に音源モジュールを用意する必要があるので注意してください。音源モジュールの価格はピンキリなのですが、大体20,000円くらいから売っていて、トリガー用の音源モジュールもありますし、電子ドラムの音源モジュールも流用が可能です。

ですが機種によっては対応していない可能性もあるので、音源を持っている場合はトリガーと音源の互換性についてメーカーに問い合わせてみるといいと思います。

ドラムトリガーのセッティング

セッティングの方法は、セットしたい太鼓のフープに噛ませるように固定し、センサーと音源モジュールを繋ぐ。そして音源モジュールをミキサーなどに接続し、スピーカーから鳴らすというのが基本的な方法です。

セッティングで困るのが音源モジュールの位置で、演奏しながら操作することもあるので、オーソドックスなセッティングはハイハットの横にスタンドをたてて固定するか、シンバル類のスタンドにジョイントを噛ませて固定するセッティングです。

ドラムトリガーの音が鳴る仕組み

基本的に太鼓にセットしたトリガーは、太鼓が叩かれた衝撃に反応して音を鳴らします。機種によってはリムショットとノンリムショットで別の音を鳴らせるように設定できるものもあり、用途に合わせて選択肢があります。

このトリガー1つ1つに音を振り分けておくことで叩くと同時に設定した音がなるという仕組みです。

これらのトリガーの中にはトリガー自体をパッドとして叩いて鳴らすようになっているモデルも存在しています。

ドラムトリガーの使い方とメリット

使い方は考え方によって様々な方法を考えられると思うのでルールはありませんが、トリガーの反応条件が”太鼓を叩いた衝撃に反応する”というものなので、その条件の中で考えることになります。

基本的には叩いている太鼓の音に別の音をミックスするような使い方や、作り込んだ音がスタジオやライブハウスなど、どの環境でも同じ音が出せるように使うのがオススメです。

なぜこのような使い方がオススメかというと、私たちが普段CDやライブなどで耳にしているドラムの音って、ほとんどが生音そのものでは無いからです。

レコーディングでもライブでもドラムには音を拾うマイクがセットされていて、音を拾い、調整されてスピーカーから鳴っています。この調整がとても大事で、他の楽器との音量バランスだけでなく、音自体に加工がされているんです。

ちなみにマイクを通した時点からドラムの音は変わっていて、音を意図的に加工せずとも、機械を通すだけで音に味付けされています。

そのためアマチュアでは、チューニングや使用している機材次第でどうしても音が変わってしまい、思っている音作りで練習も本番も挑みにくいという難点がありますが、トリガーを使うことであらかじめ作り込んだ音で演奏が可能になりますし、生音とミックスすることで臨場感と厚みのあるサウンドを鳴らすこともできるようになります。

難点としては、セッティングする機材が増えることや、センサーなので取り扱いを気をつけないといけない点ですが、これは音が増える分、仕方ないです。

演奏面で便利な反面、設定を変えない限りセンサーが反応し続けてしまうことや、同じ音が鳴り続けてしまうことは不便です。センサーの感度次第では意図しないタイミングで反応してしまうこともあります。ですがこれも取り扱い機材が増える以上、トリガーの扱いの上達もドラムの実力の内と考えれば気にならないかもしれません。

それこそギターリストは弾きながらエフェクターを切り替えたり、音作りを探究することも込みで実力なわけですから、ドラマーにもやってやれないことは無いと思います。

最後に

最近では機材を使った音作りを自分で行えるドラマーが増えたような気がしますが、いまだにドラマーは他の楽器のプレイヤーと比べても音作りには鈍感なのではないかと思います。

餅は餅屋というように、ドラムテックがチューニングした方がドラマーがチューニングするより良いサウンドになると思いますし、ドラマーは音作りは専門家に任せておいて叩くことを極めていく方がカッコイイと私は思っています。

しかしドラマーは専門家に敵わなくても、”自分がどんな音が好きでどんな演奏がしたいのか”伝えられるようになっていないといけないとは思います。

そのためには完璧でなくても音作りを探究して、専門家と共通言語で話せるようになっていることが、最近のドラマーに求められているスキルのような気がしています。